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2023.05.152023.05.15

【中古マンション】購入に失敗する人の特徴7選

はじめに

みなさん「中古マンションを購入して後悔したくない」と思われますよね?中古マンション購入に後悔した方の根本の理由は、物件に問題があった、というわけではないことも多いです。つまり、物件ではなく探している人に問題があるケースが意外と多いという事なんですよね。そこで今回は、「【中古マンション】購入に失敗するのはこんな人」というテーマで解説していきます。

本編

【中古マンション】購入に失敗するのはこんな人

長年、不動産取引を行っていると、少なからず中古マンション購入で後悔したという人の話が耳に入ってきます。後悔した人の話の内容を聞くと、

・中古マンション自体に問題があったケース
・不動産営業マンに問題があったケース
・購入者自身に問題があったケース

このような3つのケースに後悔した理由は分類される事が多いのかなと思います。ちなみに、この3つの後悔した理由の中で、もっとも多いパターンはどの理由なのか分かりますか?変な物件を買っちゃった、中古マンション自体に問題があったケースが一番多いのかなと思われる方が多いように思いますが、実は選んだ物件が悪い訳ではなく、購入者自身に問題のあるケースが一番多いんです。それでは、購入者自身に問題があるケースとは、どのようなケースを言うのでしょうか。
今回は、中古マンション購入に失敗する人の特徴を次の7つに絞ってお話しします。

①営業マンに任せきりな人
②内覧して購入を即決してしまう人
③返済比率25%以上の住宅ローンを借りてしまう人
④現地チェックを怠る人
⑤不動産会社をうまく使えない人
⑥マンション購入を投資として考えられない人
⑦家族の要望を無視する人

①営業マンに任せきり

1つ目が、「営業マンに任せきりな人」です。

基本的には営業マンは自分の成績を上げるために、営業活動をしています。購入者のためというよりは、営業マンの考えた道筋で話しを進めてきます。営業マンに任せきりにしてしまうと、営業マンの考えた道筋で話が進んで後悔するかもしれません。たとえば、担当の営業マンに紹介されるがままに住宅ローンを組んでいませんか?実際は、営業マンに紹介された金融機関より、金利が0.3%安い銀行がある場合もございます。ちなみに5,000万円を35年返済で借りた場合に、金利が0.3%違うと最終支払総額は300万近く差が出てしまうんです。物件の選択と同じくらい、住宅ローンの選択は大きなものになりますので、営業マンの言いなりで進めてしまうのは避けてくださいね!

②内覧して即決してしまう

購入者自身に問題があるケースの2つ目は、「内覧して即決してしまう人」です。

この場合の内覧して即決してしまう人とは、内覧した物件数が少なく、見た目だけを見て判断する人のことです。その中でも一番危険なのは、他の物件をあまり見ず、リノベーションされた部屋を見て即決する人は購入を後悔する可能性が高い人です。男気といいますか決断力のある方だと、見た瞬間に買おう!と仰って下さる方もいらっしゃいます。私たち不動産屋さんとしてはとってもありがたいお客様ではあるのですが、できれば他にも何軒か物件をみて、本当に後悔のない形で決断して頂きたいなあという気持ちもあります。内覧した際に、内装がキレイなのはもちろん購入動機になるため、悪いことではありません。しかし、購入するときには、内装だけではなく、周辺環境や管理状況も重視したほうがよいと思います。内装は最悪将来リフォームすれば好きなように出来ますが、外部環境や管理状態は自分の好きなように変更できないからです。内覧時に内装のキレイさに目が行ってしまい、申し込み後、周辺環境が悪かったとしても、もう自分の力では何ともなりません。そのため、リノベーションマンションなどを購入する場合は、室内だけではなく、周辺環境がよいのかまで確認してから購入するか決定しましょう。

③返済比率25%以上のローンを借りる

次に、購入者自身に問題があるケースの3つ目は、「返済比率25%以上の住宅ローンを借りてしまう人」です。

住宅ローンに対しては各金融機関は独自の基準で年収に対する借入限度額を決めていますが、金融機関の借入上限額がイコールあなたの返済可能額ではありませんので、借りすぎてしまうと本当に後で後悔する事になりかねません。特に返済比率25%以上の金額は決して借りてはいけません。返済比率とは、年間返済額を年収で割った割合のことを言います。たとえば、年間返済額100万円で年収500万円の場合の返済比率は100万円 ÷ 500万円 = 20%です。これが、額面の年収の4分の1、返済比率25%以上のローンを借りている人の破産率は、25%未満の2倍以上になるそうです。それくらい返済比率25%超えると、返済が大変になるということですね。ご自身でローンを組むときには返済比率25%以内に収まっているかは一つのチェックポイントになるのかなと思います。

④現地チェックを怠る

購入者自身に問題があるケースの4つ目は、「現地チェックを怠る人」です。

中古マンションを購入するときには、現地で確認しなければならないことが多数あります。しかし、内覧時に最低限の内装のキレイさや眺望が良いかどうかだけで購入を決断してしまう人がいます。このような方は、中古マンションを購入した後に後悔する可能性も上がるのかなと思います。中古マンションを購入するときには、コンセントの位置を確認したり家具配置のためにメジャーで室内を測ったり、近隣の住人がどのような人か聞いたりと、やることや聞くことが沢山あります。購入を後悔しないためには、様々なチェックポイントを理解したうえで、中古マンションを購入しなければなりません。

⑤不動産会社をうまく使えない

購入者自身に問題があるケースの5つ目は、「不動産会社をうまく使えない人」です。

これは本当に不動産業者からの生の声をお届けしたいと思っておりますが、同じ仲介手数料を払うのであれば、是非不動産会社を味方につけて頂きたいと思っております。不動産会社を味方につけることが自然にできるコミュニケーション能力が高い方は良いのですが、不動産会社をうまく使えない人のほうが多くいます。不動産会社を味方につけられれば、優良物件情報を先行して提供してくれたり、様々な質問に対して調査し回答してくれたり、一見無理な価格交渉でも果敢にトライして下さったりします。不動産屋さんも人の子ですので。

それでは、不動産会社を味方につけるにはどうしたらいいでしょうか。実は簡単で、不動産会社が好む人になればよいだけです。不動産業者が好む人の条件は、

・そもそも不動産が購入できるお客様であること
・あとはレスポンスが早いこと

この2点を守れば、不動産会社を意外と簡単に味方につけられます。

なお、不動産を購入できるお客様であることは、住宅ローンの事前審査を受けることで購入できることを証明します。年収や勤務先がとても好条件なお客様であれば問題は無いのですが、少し心配がある方であれば、住宅ローンの事前審査をあらかじめ済ませておく事で、不動産業者は、この方は購入する資金力があるお客様だ!とわかるので、不動産業者を味方につけやすいのかなと思います。またレスポンスで言うと営業マンからの連絡に対して手短でもいいのでなんらかの回答をした方が良いということです。紹介してもらった物件に対して、良いですね、とかこれはあまり条件に合いません、など簡単でいいので返答をいただければ、営業担当も次もいい物件を紹介しようと思えます。リアクションのないお客様にはなかなか連絡しようとはなりませんから、ぜひ営業の連絡にはレスポンスを返してみてください。

⑥マンション購入を投資として考えられない

購入者自身に問題があるケースの6つ目は、「マンション購入を投資として考えられない人」です。

マンションは住まいであると同時に万が一の際には売却や賃貸などに出せる資産、いわば投資物件でもあります。つまり、初めから売却する予定でマイホームを買われる方は多くはないですが、初めから全く売るつもりは無い。とか、俺が住むんだから何しても文句ないだろ。などと、駅からものすごく遠い物件や過剰に高いリフォームをやってしまうなど、再販売時の障害となるような判断をされる事は、将来、万が一売却される時に数百万円の価値差が出てもおかしくありません。そのため、中古マンションを購入するときには、自分の住み心地を想像することと合わせて、将来売却する場合に投資物件として適切なマンションなのか想像することを両方想像しなければなりません。

⑦家族の要望を無視する

購入者自身に問題があるケースの7つ目は、「家族の要望を無視する人」です。

不動産を購入して家族と住むときには、必ず住む人全員に自分の希望・要望があります。人によっては自分の希望などを言わない人もいるかもしれません。しかし、だからと言って、何も言わない家族の希望などを確認せずに中古マンションを購入してはいけません。住まいの不満点は大きなストレスにつながってしまうため、中古マンションを購入する前に必ず家族の意見を確認しておきましょう。

まとめ

中古マンションを購入し後悔してしまう理由は数多くあります。その理由のほとんどは、購入者自身の問題点です。購入者自身の問題として挙げられる項目は次のとおりです。

①営業マンに任せきりな人
②内覧して購入を即決してしまう人
③返済比率25%以上の住宅ローンを借りてしまう人
④現地チェックを怠る人
⑤不動産会社をうまく使えない人
⑥マンション購入を投資として考えられない人
⑦家族の要望を無視する人

中古だとしてもマンションの購入は一生に何度かあるかどうかの大きなイベントです。この大きなイベントで満足できる生活ができるか、後悔する生活を送ることになるのか大きな差が出てしまいます。中古マンションを購入するときには、これらの条件に当てはまっていないかを確認してからマンションを購入するようにしてください。

 

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Point. 1

記事監修者

朝倉 大樹(宅地建物取引士)
株式会社ウィローズ 代表取締役

2000年不動産ベンチャー企業入社、28歳で最年少営業部長、29歳で最年少役員に抜擢。上場準備にも携わるが、リーマンショックによる倒産危機を経験するなど激動の20代を送る。
2012年株式会社ウィローズを創業。「お客様の利益を第一に」を理念に、売上高30億円を超えるグループ企業に成長。
不動産業界とお客様との情報の非対称性を解消するべくYouTube「不動産ポリス」を配信中。

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