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旗の台の「curry but curry」で堪能!牛すじダルカレーの優しさと深み

2025.07.05

東急大井町線・池上線の旗の台駅から歩くこと約3分。商店街の一角を抜けた先に現れるのが、「curry but curry(カリバカリー)」です。
瓦屋根が印象的な小さな一軒家で、うっかり見逃してしまいそうな控えめな佇まいですが、扉を開ければスパイスの香りがふわっと漂い、食欲が一気に刺激されます。

店内はこぢんまりとした空間で、カウンター席と2階のテーブル席があります。
1階のカウンター席では、カレーが仕上がる様子を間近に眺められるのも楽しみのひとつ。スパイスを加える手つきや、立ち上る湯気に見惚れてしまいます。

壁際にはセンスよく選ばれた雑貨やスパイスが並び、温かみのある雰囲気が漂います。お昼時には近所の常連さんと思しき方々が思い思いにランチを楽しんでおり、旗の台のまちにしっかりと根づいている空気感が心地よく感じられます。

とろとろ牛すじと豆の旨みが融合。「牛すじダルカレー」の深みあるおいしさ

この日いただいたのは、「牛すじダルカレー」(単品 ¥1200)。
注文後、程なくしてカウンター越しに差し出されたプレートは、まず香りで魅せてきます。鼻腔をくすぐるスパイスの香ばしさに、自然と笑みがこぼれるほど。

中央の白米の上には、ややとろみのあるダル(豆)ベースのカレーがたっぷりとかかっていて、その中からゴロリと牛すじが顔を覗かせます。スプーンを入れると、牛すじは驚くほどやわらかく、スッとほぐれるほど。口に運べば、じっくりと煮込まれたコクと旨みがじわっと広がります。

ダルの豆はほどよく砕けていて、なめらかなとろみの中に舌触りの優しさも。辛さは控えめで、スパイスの“香り”や“奥行き”を味わうタイプの一皿です。刺激的ではないのに、口の中で幾重にも重なるスパイスのレイヤーに、気づけば夢中に。白米との相性も抜群で、カレーの旨みがじんわりと染み込み、最後の一口まで飽きさせません。

そして注目したいのが、たっぷりと添えられたパクチー。清涼感のある香りがカレーの重厚さに絶妙なバランスを与えていて、さっぱりとした後味に仕上げてくれます。パクチーが苦手でなければ、ぜひそのまま一緒に頬張ってみてください。

静かにじっくり、カレーと向き合う贅沢な時間

「curry but curry」のカレーは、見た目の派手さよりも、丁寧に積み重ねられた味の深みが魅力。スパイスの調和、素材のバランス、ひとさじごとに感じられる余韻に、自然とスプーンが止まらなくなります。

この日の副菜はキャロットラペ。ほどよい酸味と甘みが、カレーの間の口直しにぴったりで、まさに計算された一皿。スパイスカレーにありがちな“食後の重さ”もなく、最後のひとくちまで美味しく楽しめました。

営業日は火曜日定休で、それ以外は週6日営業。週替わりで登場するカレーのラインナップは、公式インスタグラムで随時発信されています。気になるメニューがあれば、ぜひチェックを。
今回の「牛すじダルカレー」は人気の定番メニューのひとつ。濃厚なのに優しく、スパイス初心者から愛好家まで、幅広くおすすめできるバランスの良いカレーです。

スパイスに癒される、旗の台カレー時間

旗の台のまち角に佇む「curry but curry」で出会った、やさしく奥深い牛すじダルカレー。
ふらりと立ち寄れる気軽さと、一皿に詰まったスパイスの物語に、すっかり心を掴まれてしまいました。

次回はまた別のカレーに出会えるかも?季節や気分に合わせて、通う楽しみが増えていきそうです。旗の台に訪れたら、ぜひ足を運んでみてほしい、注目のカレー店です。

curry but curry
住所:東京都旗の台2-6-10
アクセス:東急池上線旗の台駅徒歩約3分
営業時間:11:00-14:30/18:00-00:00
定休日:火曜日
電話番号:03-6312-1121
インスタグラム:@currybutcurry