＃ 不動産購入
2021.11.252021.11.25

【マイホーム購入】新築一戸建て　完成内覧会のチェックポイント10点

はじめに

マイホームが完成したら引き渡しを受ける前に「完成内覧会」が行われます。一戸建ての内覧会時ではどんなことに注意すべきでしょう。契約書通り、設計通り家がちゃんと建てられているか確認する大事な場面です。汚れや傷がないか、設備機器に不具合がないかをチェックして、きちんと手直ししてもらい、納得してから引き渡しを受けましょう。

本編

①ドアの開閉

１点目はドアの開閉です。ドアが開かない閉まらないという事は無いと思いますが、ノブの調整が悪くしっかりと閉まらなかったり、閉まり方が早すぎたり遅すぎたりしないかチェックして下さい。

②クロスの傷・汚れ

２点目はクロスです。壁・天井の壁紙、クロスに引っかき傷がないか、角にスキマがないか、剥がれがないかチェックしましょう。クロスの糊が乾いて汚れとして付着している場合もありますので、チェックして綺麗にしてもらいましょうね。

③フローリングの傷・汚れ・きしみ

３点目はフローリングです。キズや汚れが無いか、踏んだ時に床鳴りがしていないかチェックしましょう。

④収納の開閉

４点目は収納です。扉の開閉は金具の微妙な調整が必要ですので、ぴったりと閉まらなかったり、閉めた時にバタンと音がしないようにクローザーや緩衝材が入っているかチェックしましょう。

⑤窓の開閉

５点目は窓です。きしんで開けにくい事は新築の場合はないと思いますが、一応全窓を開閉してチェックしましょう。また、最近のドアの開閉方式は複雑化していますので開け方についても教えてもらいましょうね。更に、引っ越しの際にドアを外してソファーや冷蔵庫を入れる場合もありますので、引っ越しの搬入経路を考えて、窓の取り外し方法も確認しておきましょう。

⑥スイッチの位置

６点目はスイッチ類です。照明器具の位置とスイッチの位置が指定した通りになっているか、全てのスイッチをオンオフして確認しましょう。

⑦給排水

７点目は排水給水関係です。ちゃんと水が出るか、適当なスピードで排水されるかはチェックしましょう。お湯が出るかどうかもチェックしたいですが、ガスや電気を開栓しなくてはお湯が出ない事がほとんどなので、入居後すぐにお湯を出してチェックしましょうね。

⑧境界標

８点目は境界標です。全ての境界に境界標が入っているか確認しましょう。土地の購入時に全ての境界標が入っていても、建設工事中に飛んでいる事も良くあります。家の裏側まで回ってしっかりとチェックしましょうね。

⑨外壁の傷・汚れ

９点目が外壁です。外壁は意外と工事中に職人さんが物をぶつけてしまったり、キズや汚れがついているケースが良くあります。引渡した後に指摘しても直してもらえない事がほとんどですので、これも家の裏側まで回り込んで、場合によっては双眼鏡を用意してちゃんと見るようにしましょうね。

⑩設備の使用方法

10点目が設備の使い方です。これは工務店さんによってサービスに幅がありますが、お湯の出し方やキッチンの使い方、インターホンの使い方など、多機能であっても自分で説明書を見て覚えるのはなかなか面倒なものです。基本的な使い方を完成チェックの際に教えてもらいましょうね。

インスペクションサービスの利用も

場合によっては、別途お金を支払って完成内覧会の立合いサービスをやってくれるインスペクションの業者もありますので、気になる方はそういうサービスを利用しても良いかもしれませんよ。

まとめ

Point. 1

記事監修者

朝倉 大樹(宅地建物取引士)
株式会社ウィローズ 代表取締役

2000年不動産ベンチャー企業入社、28歳で最年少営業部長、29歳で最年少役員に抜擢。上場準備にも携わるが、リーマンショックによる倒産危機を経験するなど激動の20代を送る。
2012年株式会社ウィローズを創業。「お客様の利益を第一に」を理念に、売上高30億円を超えるグループ企業に成長。
不動産業界とお客様との情報の非対称性を解消するべくYouTube「不動産ポリス」を配信中。

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