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【終の棲家】40代50代のマンション選び|中古マンションがおススメな理由を徹底解説
はじめに
40代50代の方の中には
■老後生活はどこに住むのが一番いいのだろうか?
■家賃を払い続けるのはもったいないけれども、この年齢で家を買うのはちょっとリスクが高いんじゃないか?
と「終の棲家」に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この年代になると家族のライフステージの変化や老後資金の準備など、
様々な考えるべき重要なポイントがあることから
なかなか住まいに関する大きな決断に踏み切れていないという方も多いと思います。
しかし、目の前のことで精一杯だからといって
このような悩みをそのままにしてしまうのは大変危険です。
住宅ローンを組むタイミングが遅くて老後破産してしまい生活がかなり苦しいとか、
賃貸住宅に住み続けて家賃の負担が重く精神的な不安をずっと抱えている、
といったことになり後々後悔してしまうかもしれません。
そのため40代・50代のうちからしっかりと終の棲家をどうするのかについて
真剣に考えることが大切になってきます。
実際にYouTube経由からご相談いただく方の中でも
これぐらいの年代の方が増えているように感じますし、ポリス相談を経て
「安心して納得のいくマイホーム購入ができた」
「無理のない資金計画を立てられてモヤモヤした不安を解消できた」
といったようなお声もいただいています。
この老後の住まいには様々な選択肢がありますが、
私不動産ポリスとしては「○○な人」というある条件に当てはまっている人は
中古マンションを購入することを強くおすすめしているんですね。
でも中古マンションだとローンが組めるか心配だし老朽化も気になるけど大丈夫なの?
と疑問を感じた方もいらっしゃると思います。
そこで今回は不動産業界歴25年となった現役の不動産会社社長である私、不動産ポリスが
「終の棲家40代50代で中古マンション購入がおすすめなのはこんな人」というテーマで
次の3つの項目に分けて解説していきます。
①終の棲家の選択肢
②おすすめな理由5選
③物件の選び方
動画の後半では老後の生活を見越した物件の選び方を具体的に解説していきますので、
将来の安心を手に入れたい40代・50代の方はお見逃しなく!
本編
40代50代におすすめの終の棲家の選択肢は?
老後の住まいとなり得る5つの選択肢
終の棲家にはどういう選択肢があるの?ということですが、
老後の住まいとなり得る主な選択肢を紹介していきます。
それは次の5つです。
①中古マンション
②中古戸建て
③賃貸
④公営住宅
⑤サービス付き高齢者向け住宅
今回終の棲家の候補として新築マンションは、除外しています。
理由としては新築マンションは中古マンションに比べて、
価格が高いので老後資金への負担が大きくなってしまう可能性があるためです。
また、戸数が限られていることから間取りや内装の選択肢が少なく、
まだ完成していない場合は実際に住み始めるまでに半年から1年以上かかるケースもあり、
すぐに住み始めることができないデメリットもあります。
そのため、①~⑤5つの選択肢について詳しく解説します。
初期費用
中古マンションや中古戸建は、物件価格に加えて仲介手数料や登記費用などの諸費用がかなり高額です。
賃貸や公営住宅は、敷金礼金などは必要ですが、比較的安く抑えることができます。
サービス付き高齢者向け住宅は入居一時金が必要な場合があって初期費用が高額になる傾向があります。
月々の費用
次に月々の費用は中古マンションの場合、
住宅ローンの返済に加えて、管理費・修繕積立金・固定資産税などの税金がかかります。
中古戸建ての場合は常に修繕費が発生するわけではないのですが
10数年に一度のペースで外装や屋根のメンテナンスが必要になってきますので、
そのタイミングで修繕費というものがかかってきます。
また、賃貸や公営住宅は毎月の一定額の家賃に加えて管理費や共益費も
場合によっては支払う必要があります。
サービス付き高齢者向け住宅は家賃の他に管理費とかサービス費がかかって
費用が高額になる傾向があります。
自由度
自由度については住まいの間取りや内装設備などを自分の好みに合わせて変更できる度合いを表しており、
中古マンションや中古戸建てではリフォームしたりリノベーションしたり
自由に間取りや内装を変更できる点が魅力です。
賃貸や公営住宅とかサービス付き高齢者向け住宅は、
基本的には間取りや内装を変更することはできません。
資産性
次に資産性の点においては、
中古マンションや中古戸建ては「自分の資産として残せる」という大きなメリットがあります。
将来売却したりお子さんに相続することも可能です。
一方で賃貸や公営住宅、あとサービス付き高齢者向け住宅は
家賃や利用料を払い続けても最終的に自分の資産になることはありません。
サポート
サポートというのは日常生活における支援や介護サービスの提供の有無のことを指しており、
サービス付き高齢者向け住宅では食事・生活支援など介護のサービスを受けることができます。
一方で他の選択肢では基本的にサポートを受けることはできません。
選択肢別メリット・デメリット
それではそれぞれの終の棲家の選択肢には、
どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
中古マンションのメリット
中古マンションのメリットはまず、価格が比較的安くて立地や間取りの選択肢が豊富なことが挙げられます。
さらに、リノベーションで自分好みの空間を作り出せるという自由度の高さも魅力です。
また基本的にはワンフロアでバリアフリー設計の物件も多く、
高齢になっても安心して暮らすことができますし、
駅やスーパー病院などが近くにあることも多くて生活の利便性が高いというのもポイントです。
中古マンションのデメリット
一方でデメリットとしては
管理費・修繕積立金・固定資産税などの維持費がかかることが挙げられます。
また建物の老朽化や設備の故障に対応する必要も出てきますしマンションであるがゆえに、
上下階とか隣人の家からの騒音に悩まされる可能性もあります。
中古戸建てのメリット
中古戸建てのメリットとしては、何と言っても広々とした空間が挙げられると思います。
中には庭付きの物件もありますので、
そのような物件を選べば、ガーデニングとか家庭菜園などを楽しむことができます。
価格も中古マンションと同様に新築戸建てに比べて抑えられてますし、
リフォームで自分好みにカスタマイズしていくことも可能です。
中古戸建てのデメリット
一方でデメリットとしては、修繕費や固定資産税などの維持費が結構高額になる場合があり、
建物の老朽化や設備の故障への対応も自分で行わなければなりません。
また、マンションに比べて防犯対策を自分で行う必要がありますので、
立地によっては駅やスーパーなどが遠くて生活に不便を感じる可能性もあります。
また、特に都心の3階建て物件は年を重ねるにつれて階段の上り下りが負担になり、
家事も一苦労になってしまうことも考えられます。
賃貸のメリット
身軽に暮らしたい、初期費用を抑えたいという方には賃貸が選択肢の一つとなりえます。
まず、メリットとしては初期費用が安くてライフスタイルの変化に合わせて、
気軽に引っ越しができることや大規模修繕工事などにかかる修繕費などの維持費がかからないことが挙げられます。
賃貸のデメリット
一方でデメリットとしては家賃を払い続ける必要があるため
長期的にみるとコストがだいぶ高くなる可能性があったり、
自由なリフォームができない点や高齢になってくると契約更新が難しくなる、引っ越しができないということもあります。
賃貸や持ち家を比較する上でさらに詳しい情報を知りたいという方は過去の動画をご参照下さい。
(参考)【賃貸VS持ち家】間違った情報の正解はこれです
公営住宅のデメリット
一方でデメリットとしては入居条件が結構厳しいことです。
希望する物件に入居できない場合があることや間取りや設備が古い場合があり、
自由なリフォームもできないこともデメリットだと思います。
サービス付き高齢者向け住宅のメリット
介護が必要になったときのために備えたいであったり、
一人暮らしが不安という方はサービス付き高齢者向け住宅が安心だと思います。
まず最大のメリットとしては食事や生活支援、
介護や医療サービスが受けられるので安心して暮らせる環境が整っているということです。
また、同じような境遇の入居者との交流も楽しむことができると思います。
中古マンションが終の棲家におすすめな理由5選
ここまでは、終の棲家として選択しになる住まいの特徴を解説してきました。
これからは40代・50代の方に中古マンション購入をポリスから強くおすすめする理由を解説していきます。
①自分の資産になること
②安心できる老後生活が送れること
③自由なリノベーションが可能であること
④利便性の良い物件が多いこと
⑤防犯性が高いこと
それではそれぞれ詳しく解説していきます。
①自分の資産になること
一つ目の理由は自分の資産になるという点です。
「老後の蓄えが心配」、そんな不安を抱える方も多いのではないでしょうか?
安心した老後生活を送るには2000万円、
最近では3000万円必要と言われていますので心配になるのは当然だと思います。
自分に資産がどれくらいあるのかを考えたときに、
不動産という資産があるかないかで、かなり資金計画も変わってくる場合があります。
その中で中古マンションは適切な管理を行えれば資産価値を比較的維持することができて、
将来的に売却して現金化したりお子さんやご家族に資産として相続することも可能になりますので、
資産形成という点においてはかなりメリットになります。
一方で賃貸とか公営住宅サービス付き高齢者向け住宅は
例え何十年と住み続けて支払った家賃や利用料は返ってきません。
また、戸建ては建物自体の老朽化が早くて資産価値が下がりやすい傾向もあります。
②安心できる老後生活が送れること
二つ目の理由は安心な老後生活を送れるという点です。
定年退職後安心して暮らしていけるかどうか、
資金面でも精神面でもそんな漠然とした不安を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、中古マンションを購入すればそのような不安を少しは解消できる可能性が高くなると思います。
まずは老後の住まいの心配がなくなります。
賃貸住宅のように更新の度に家賃が上がる可能性があったり、
高齢になったことで「契約更新を断りたい」と言われるような心配もありません。
また、公営住宅のように入居条件が厳しく高齢になっても住み続けられる保証がないということもないです。
さらに住宅ローン借入時に団体信用生命保険に加入していれば
万が一のことがあっても住宅ローンの完済が免除されますので、
ご家族に残された住宅ローンの負担をしてもらうという心配もなくすことができます。
老後の住まいが確保されているという安心感は精神的にも大きな支えとなります。
③自由なリノベーションが可能であること
三つ目は自由なリノベーションが可能という点です。
自分たちのライフスタイルや理想に合う住まいにしたいという願いも、
中古マンションなら叶えることができると思います。
中古マンションはリノベーションで自由に間取りや内装を変更することができます。
バリアフリー化はもちろん、趣味の部屋を作ったり広々としたリビングで
ゆったり過ごしたりと自分にとって理想の終の棲家を作ることが可能です。
また将来子供が独立したり夫婦暮らしになったりした場合でも、
間取りを変更することで柔軟に対応ができます。
賃貸や公営住宅では基本的にはリノベーションはできませんし、
戸建てでは、リフォームできても階段の上り下りは避けられませんよね。
このようなことから、中古マンションならライフステージの変化に合わせて、
住まいを自由に変化させることができるというメリットがあります。
(参考)【中古マンション×リノベーション】おすすめの築年数は○○年です。
④利便性の良い物件が多いこと
四つ目の理由は、利便性の良い物件が多い点です。
「老後は便利な場所で暮らしたい」と考えている方も多いのではないのかなと思います。
買い物とか病院など生活する上で必要な外出も遠かったり
坂など歩きにくい道のりだと出るのが億劫になってしまいますよね。
そうなると家に籠りがちになって心身の健康上よくありません。
中古マンションの場合は、利便性の良い立地に配置していることが多く、
駅やスーパー・病院などの生活に必要な施設が徒歩圏内に揃っており
老後になっても生活しやすい環境が整っています。
一方で、戸建ては特に都心では駅から10分以上離れていることも珍しくありません。
年をとってから重い荷物を持って長い距離を歩くのは結構大変です。
「毎回バスやタクシーに乗るのもお金がもったいない」というような心配も
中古マンションであれば心配する必要がありません。
駅近の物件であれば毎日の通勤や通院、買い物も楽にこなせますし、
家族や友人たちとの交流も活発に行えると思います。
⑤防犯性が高いこと
五つ目の理由は防犯性が高いという理由です。
中古マンションはエントランスにオートロックや防犯カメラなど、
セキュリティ対策が充実している物件が多くて安心して暮らせる環境が整っています。
さらに管理人常駐のマンションであれば、日々の生活のサポートや緊急時の対応などもしてくれるので安心です。
賃貸住宅でもセキュリティ対策が充実した物件はありますが、
賃料が高くなることが多いですし、公営住宅や一戸建てはセキュリティー対策が不十分な場合は、自分で対策を行う必要があります。
また、サービス付き高齢者住宅向け住宅はセキュリティー対策が充実していますが、
費用がその分高額になる傾向が見られます。
その点、中古マンションは比較的リーズナブルな価格で、
高い防犯性を手に入れることができます。
近隣住民とのコミュニケーションも取りやすく、
地域の防犯活動にも参加しやすいので、より安心安全な暮らしを表現できると思います。
これらの5つの理由から、不動産ポリスとしては40代・50代で資産を持ち、
安心して自分らしい暮らしをしていきたいという方には終の棲家として「中古マンション」の購入を強くおすすめしています。
40代50代で購入する中古マンションの選び方
40代・50代にとって中古マンションは魅力的な選択肢ですが、
老後を快適に過ごすためには物件選びが非常に重要なポイントです。
そこでここからは特に注目すべき3つのポイント
①バリアフリー性
②管理体制
③周辺環境
について詳しく解説していきます。
①バリアフリー性
まずはバリアフリー性について解説していきます。
まだまだ元気だから大丈夫、と思っていても年齢を重ねるにつれて身体機能は少しずつ衰えていきます。
将来、車椅子の生活が必要になる可能性もゼロではありません。
だからこそ将来の体の変化を考慮した物件選びが大切になっていきます。
具体的には玄関・廊下・お風呂・トイレに段差がないか、
それらはリフォームによって解消できるかどうかを確認しましょう。
車椅子での移動もしっかりと想定して廊下や出入り口の幅が十分かどうかも重要なポイントです。
手すりについては廊下・浴室・トイレなどに設置されているか、または設置できるのか確認していきましょう。
床材は滑りにくい素材が使われていると安心です。
エレベーターの有無や大きさ・停止階も忘れずにチェックしていきましょう。
特に高層階に住む場合はエレベーターは必須です。
そして共用部分のバリアフリー状況も大切です。
スロープや自動ドアなど高齢者や障害者にとって
優しい設備が整っているかどうかを確認していきましょう。
中古マンションは必要に応じてバリアフリーリフォームが可能ではありますが
大規模なリフォーム費用が大きくかさんでしまうため、
購入前にバリアフリー性に配慮された物件を選ぶことが後々の負担を減らすためにも理想的だと思います。
②管理体制
次に管理体制について解説します。
中古マンションの価値は管理体制によって大きく左右されます。
適切な管理が行われていないマンションは建物の老朽化が進みやすく、資産価値が下落するリスクがあります。
また管理費や修繕積立金が値上がりする可能性もあるので、将来の生活設計にも影響を及ぼしかねないです。
このような管理体制をチェックする際には、まず管理組合の活動状況を見てみましょう。
定期的な総会開催や議事録の透明性、住民の参加率を確認することで活発に活動しているかどうかを判断できます。
しっかり活動している管理組合であれば建物全体の良好な状態を維持するために積極的に活動されているため、
資産価値が下落しにくく暮らしやすいマンションであると言えると思います。
次に、過去の大規模修繕工事の実施状況や今後の修繕計画を確認していきましょう。
計画的な修繕が行われているマンションは建物の状態が良好に保たれています。
また修繕積立金が十分に貯めれているか、
将来の修繕計画に見合った積立計画が立てられているかも確認が重要です。
積立金不足は一時金の徴収や修繕計画の遅れに繋がる可能性がありますので、注意していかなければなりません。
信頼できる管理会社はマンションの管理業務などを適切に行って、
住民の暮らしをサポートしてくれますので、管理会社の評判や実績も調べることができればいいと思います。
管理規約や修繕計画など専門的な書類をご自身で確認するのは難しいと思いますので、
信頼できる不動産会社の方やマンション管理士の方に相談して一社に確認するようにしていきましょう。
(参考)【中古マンション】プロが絶対選ばない最悪の管理7選!必ず避けてください。
③周辺環境
最後に周辺環境について解説します。
衣食住という言葉があるように住まいは生活の基盤です。
先ほどの中古マンションがおすすめな理由のところでも触れましたが、
特に老後において周辺環境が生活の質に大きく影響します。
病院・スーパーマーケット・薬局・郵便局など、
日常生活に必要な施設へのアクセスが良い物件を選んでいきましょう。
具体的には必要な施設が徒歩圏内にあるか、無理なく通える距離にあるか確認します。
また、駅からの距離・バス停の有無、本数も考慮して将来車の運転が
難しくなった場合でも生活に困らない環境であることが重要です。
さらに周辺の騒音状況や公園や緑地などの有無も見てみるのもおすすめです。
静かな環境は心身のリラックスにもつながります。
また将来的な街の発展計画や人口動態なども調べておくと
将来の万が一の時の売却や相続の時に変化に対応できる物件選びにつながると思います。
これらのポイントを総合的に判断して、
自分にとって最適な周辺環境の物件を選べると良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は【終の棲家】40代50代で中古マンション購入がおすすめなのはこんな人というテーマで解説しました。
40代・50代の方で終の棲家を考えたときに「どんな家に住むのがベストなのか分からない」
もしくは「老後を見越した資金計画をどう立てればいいのか分からない」
といった悩みを抱えていた方も多いのではないでしょうか?
購入・賃貸・公営住宅など選択肢は様々ありますが、
私は不動産ポリスとしては資産を持って安心して自分らしい暮らしをしていきたいという方は、
中古マンションを購入することを強くおすすめしています。
そのためには最低限最後に解説したようなバリアフリー性、管理体制、周辺環境の3点について
問題ないかを確認し、自分たちに合った中古マンションを選ぶ必要があります。
まとめ
記事監修者
朝倉 大樹(宅地建物取引士)
株式会社ウィローズ 代表取締役
2000年不動産ベンチャー企業入社、28歳で最年少営業部長、29歳で最年少役員に抜擢。上場準備にも携わるが、リーマンショックによる倒産危機を経験するなど激動の20代を送る。
2012年株式会社ウィローズを創業。「お客様の利益を第一に」を理念に、売上高30億円を超えるグループ企業に成長。
不動産業界とお客様との情報の非対称性を解消するべくYouTube「不動産ポリス」を配信中。