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【終の棲家】40代50代のマンション選び|中古マンションがおススメな理由を徹底解説

不動産購入

はじめに

40代・50代の方の中には、「老後はどこに住むのが最適なのだろうか」「家賃を払い続けるのはもったいないが、この年齢で住宅を購入するのはリスクが高いのではないか」
と、「終の棲家」について悩まれている方も多くいらっしゃいます。

この年代になると、家族のライフステージの変化や老後資金の準備など、検討すべき重要なポイントがいくつも出てきます。

そのため、住まいに関する大きな決断をなかなか下せないという方も少なくありません。

しかし、こうした悩みを先延ばしにすることは、大きなリスクを伴います。

例えば、住宅ローンを組むタイミングが遅れたことで老後破産に陥り、生活が困窮してしまうケースや、賃貸住宅に住み続けることで家賃負担が大きくなり、精神的な不安を抱えたまま老後を迎えてしまう可能性もあります。

そうしたリスクを回避するためにも、40代・50代のうちから「終の棲家」について真剣に考えておくことが大切です。

老後の住まいには様々な選択肢がありますが、ある条件に当てはまる方に対しては「中古マンションの購入」を強くおすすめしております。

とはいえ、「中古マンションだと住宅ローンが組めるのか不安」「老朽化が心配」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、「終の棲家は中古マンションで決まり?40代・50代が後悔しない選び方を徹底解説!」というテーマで、以下の項目に分けて解説していきます。

・終の棲家の選択肢
・終の棲家選択肢別メリット・デメリット
・終の棲家としての中古マンション選択理由
・終の棲家にふさわしい中古マンション選び

老後の生活を見据えた物件選びのポイントについても具体的に解説していきますので、将来に備えて安心を手に入れたい40代・50代の方は、参考にしてください。

本編

終の棲家の選択肢

終の棲家にはどのような選択肢があるのかという点について、老後の住まいとして代表的な5つの選択肢を解説します。

①中古マンション
②中古戸建て
③賃貸住宅
④公営住宅
⑤サービス付き高齢者向け住宅

なお、今回は終の棲家の候補として「新築マンション」は除外しています。

その理由は、新築マンションは中古マンションに比べて価格が高く、老後資金に与える負担が大きくなる可能性があるためです。

さらに、戸数が限られていることから間取りや内装の選択肢が少なく、未完成物件の場合は実際の入居までに半年から1年以上かかるケースもあります。

このように、すぐに入居できないというデメリットも考慮する必要があります。

以上の理由から、今回は①〜⑤の選択肢について、下表を元に、「初期費用」「月々の費用」「自由度」「資産性」「サポート」について、比較解説していきます。

40代50代におすすめの終の棲家の選択肢は?

初期費用の違い

中古マンションや中古戸建ての場合、物件価格に加えて仲介手数料や登記費用など、諸費用が高額になる傾向があります。

一方、賃貸住宅や公営住宅では敷金や礼金などが必要ですが、初期費用は比較的安く抑えられます。

サービス付き高齢者向け住宅については、入居時に一時金が必要なケースがあり、初期費用が高額になる傾向があります。

月々の費用

中古マンションを選んだ場合、住宅ローンの返済に加えて、管理費・修繕積立金・固定資産税などの費用がかかります。

中古戸建てでは日常的な支出は少ないものの、10〜15年に一度のペースで屋根や外壁などの修繕費用が発生します。

賃貸住宅や公営住宅では毎月の家賃に加えて、場合によっては管理費や共益費の支払いが必要です。

サービス付き高齢者向け住宅では、家賃のほかに管理費やサービス費もかかり、月々の負担が高額になる傾向があります。

自由度の違い

住まいの自由度は、間取りや内装を自身の希望に合わせて変更できるかどうかを指します。

中古マンションや中古戸建てでは、リフォームやリノベーションにより、間取りや内装を自由に変更可能です。

一方、賃貸住宅・公営住宅・サービス付き高齢者向け住宅では、基本的に住まいの改修やカスタマイズはできません。

資産性の違い

中古マンションや中古戸建てには、自分の所有物として「資産」として残せるメリットがあります。将来的に売却したり、子どもに相続することも可能です。

これに対し、賃貸住宅・公営住宅・サービス付き高齢者向け住宅は、いずれも家賃や利用料を支払っていても、最終的に自分の資産にはなりません。

サポート体制

生活サポートの面では、サービス付き高齢者向け住宅が優れています。

食事の提供や生活支援、介護サービスなどを受けられます。

それ以外の選択肢、すなわち中古マンション・中古戸建て・賃貸・公営住宅では、基本的にこのような日常生活のサポートは受けられません。

選択肢別メリット・デメリット

「中古マンション」「中古戸建て」「賃貸住宅」「公営住宅」「サービス付き高齢者向け住宅」それぞれの選択肢について、メリット・デメリットについて、解説していきます。

中古マンション

メリット

中古マンションの大きなメリットは、価格が比較的安く、立地や間取りの選択肢が豊富である点です。

また、リノベーションによって自分好みの空間をつくれ、自由度が高いことも魅力です。

加えて、多くの物件がワンフロアでバリアフリー設計になっており、高齢になってからも安心して暮らせます。

マンションでは、外気の影響を受けにくく、室温を快適に保ちやすいため、急激な温度変化によるヒートショックの危険性も軽減されます。

駅やスーパー、病院などが近いケースも多く、生活の利便性が高いこともポイントです。

デメリット

中古マンションには管理費・修繕積立金・固定資産税といった維持費がかかります。

また、建物の老朽化や設備の故障にも対応する必要があり、上下階や隣室からの騒音が気になる場合もあります。

中古戸建て

メリット

中古戸建ては、広々とした住空間が最大の魅力です。

庭付きの物件であれば、ガーデニングや家庭菜園を楽しむことも可能です。

価格も新築戸建てに比べて抑えられており、リフォームによって自分好みにカスタマイズすることもできます。

デメリット

修繕費や固定資産税といった維持費が高額になる場合があります。

また、建物の老朽化や設備の故障にも自分で対応しなければなりません。

マンションと異なり、防犯対策も自己責任となります。

さらに、立地によっては駅やスーパーが遠く、生活に不便を感じることがあります。

特に都心部の3階建て住宅では、加齢に伴って階段の上り下りが負担になる可能性があります。

中古マンション・中古戸建てのメリット・デメリットについては、こちらも参照してください。

中古マンションと戸建てを徹底比較!資産価値・築年数などメリットデメリットを解説

賃貸

メリット

賃貸住宅は、初期費用が比較的安く抑えられ、ライフスタイルの変化に応じて柔軟に住み替えができる点が魅力です。

また、大規模修繕工事などの維持費を自己負担する必要がない点もメリットと言えます。
デメリット

賃貸住宅では家賃を支払い続けなければならず、長期的にはコストがかさむ可能性があります。

加えて、自由なリフォームはできず、高齢になると契約の更新や新たな賃貸契約が難しくなることもあります。

より詳しい比較を知りたい方は、過去の参考動画「【賃貸VS持ち家】間違った情報の正解はこれです」もあわせてご確認ください。

公営住宅

メリット

家賃を抑え、安定した住まいが欲しいという方には、公営住宅という選択肢があります。

家賃が安く設定されており、収入や家族構成などの条件を満たせば、安定して安く住み続けられます。

デメリット

公営住宅は入居条件が厳しい点がデメリットです。

また、希望する物件に入居できない場合や、間取り・設備が古い場合もあり、リフォームなどの自由な変更は基本的にできません。

サービス付き高齢者向け住宅

メリット

介護が必要になった時や一人暮らしに不安を感じる方には、サービス付き高齢者向け住宅が選ばれることがあります。

この住宅の最大のメリットは、食事・生活支援・介護・医療サービスを受けられる体制が整っており、安心して暮らせる点にあります。

また、同じような環境にある入居者との交流を楽しむこともできます。

デメリット

入居時に一時金がかかることや、月額の利用料が高額になる可能性があります。

また、施設のルールに従って生活する必要があるため、自由度が制限されることがあります。

さらに、個室であってもプライバシーの確保が難しい場合がある点も、検討すべきポイントの一つです。

中古マンションの選択理由

ここでは、40代・50代が終の棲家に中古マンションを選ぶべき理由について、解説していきます。

自分の資産になる

中古マンションを購入する最大のメリットの一つは、「自分の資産」として残せる点です。

老後生活に不安を感じる方は多く、一般的に必要とされる老後資金は2,000万円から3,000万円とも言われています。

そのなかで、不動産という資産を持っているかどうかで、将来の資金計画は大きく変わる可能性があります。

中古マンションは、適切に管理することで資産価値を比較的維持しやすく、将来的に売却して現金化したり、お子さまやご家族に相続することも可能です。

一方、賃貸住宅・公営住宅・サービス付き高齢者向け住宅では、支払った家賃や利用料が資産として残ることはありません。

戸建て住宅も老朽化によって資産価値が下がりやすい傾向があります。

安心できる老後生活を送れる

中古マンションを購入することで、老後の住まいに関する不安を軽減できます。

賃貸住宅のように契約更新ごとに家賃が上がるリスクや、高齢で契約を断られる心配もありません。

また、公営住宅のように入居条件が厳しく、住み続けられる保証がないという問題も発生しません。

さらに、住宅ローンを組む際に団体信用生命保険に加入していれば、万が一の際にはローン残債が免除され、家族に経済的負担をかける心配もありません。

このように、終の棲家として中古マンションを選ぶことで、老後の安心感を得ることができます。

自由なリノベーションが可能

中古マンションは、間取りや内装の自由な変更が可能で、自分のライフスタイルに合わせた住まいを実現できます。

バリアフリー化や趣味部屋の設置、広々としたリビングなど、自分だけの理想的な終の棲家をつくれます。

家族構成の変化にも柔軟に対応でき、将来的に子どもが独立したり夫婦2人の生活になっても、間取りの見直しで快適に暮らせます。

賃貸住宅・公営住宅では基本的にリノベーションができず、戸建てでも階段の上り下りといった構造上の制約が生じやすくなります。

その点、中古マンションは高い自由度を保ちながら、ライフステージに応じた住まいの変化が可能です。

(参考)【中古マンション×リノベーション】おすすめの築年数は○○年です。

利便性の高い立地にある物件が多い

老後は買い物や通院のしやすさが、生活の質に直結します。

中古マンションは、駅・スーパー・病院などの生活利便施設が徒歩圏内にある物件が多く、老後の暮らしやすさを実感できます。

一方、中古戸建ては特に都心部では駅から離れていることも多く、重い荷物を持って長距離を歩くことが負担になることもあります。

その上、移動のたびにタクシーやバスを利用するのは経済的な負担にもなりかねません。

中古マンションであれば、通勤・通院・買い物がスムーズに行え、家族や友人との交流も活発に保ちやすくなります。

防犯性が高く安心して暮らせる

中古マンションの多くは、防犯カメラやオートロック付きエントランスなど、セキュリティ設備が整っています。

加えて、管理人が常駐している物件であれば、日常生活のサポートや緊急時の対応にも期待できます。

賃貸住宅でもセキュリティの整った物件はありますが、その分家賃が高額になる傾向があります。

また、公営住宅や戸建てでは、防犯対策を自分で行う必要がある場合も多くなります。

サービス付き高齢者向け住宅は防犯性が高い反面、費用面での負担が大きくなる傾向が見られます。

その点、中古マンションはコストを抑えつつ、防犯性の高い住環境を得られる選択肢となります。

これらの理由から、資産を持ち、安心して自分らしい暮らしを送りたいと考える40代・50代の方にこそ、「終の棲家」として中古マンションの購入を強くおすすめします。

その他のメリットとしては、こちらを参照してください。
40代50代中古マンション購入のメリット・注意点|老後は中古マンション一択!

終の棲家にふさわしい中古マンション選び

40代・50代にとって、「終の棲家」として中古マンションは非常に魅力的な選択肢の一つです。

しかし、老後を快適に過ごすためには、物件選びが極めて重要な要素となります。

ここでは、終の棲家となる中古マンションを選ぶ際に、特に注目すべきポイントについて、解説していきます。

バリアフリー性

バリアフリー性は、終の棲家として中古マンションを選ぶ際に欠かせない視点です。

現在は元気でも、年齢とともに身体機能は徐々に低下していきます。

将来的に車椅子の利用が必要になる可能性も想定しておくことが大切です。

確認すべきポイントは以下の通りです。

・玄関・廊下・浴室・トイレに段差がないか
・廊下や出入口の幅は車椅子でも通れる十分な広さか
・廊下や浴室、トイレなどに手すりが設置されているか、もしくは設置可能か
・床材が滑りにくい素材かどうか
・エレベーターの有無・大きさ・停止階(特に高層階の場合は必須)
・共用部分にスロープや自動ドアが設置されているか

中古マンションはリフォームによってバリアフリー化することも可能ですが、大規模な工事には費用がかかります。

そのため、購入時点でバリアフリー性がある程度確保されている物件を選ぶことが、将来的な負担を抑えるためにも理想的と言えるでしょう。

管理体制

中古マンションの資産価値や住みやすさは、管理体制によって大きく左右されます。

適切な管理が行われていないマンションでは老朽化が進みやすく、資産価値が下落するリスクがあります。

また、管理費や修繕積立金が将来的に増額される可能性もあります。

チェックすべき主な項目は以下の通りです。

・管理組合の活動状況(総会の開催頻度、議事録の公開、住民の参加率など)
・過去の大規模修繕工事の実施履歴と今後の修繕計画
・修繕積立金の残高と今後の計画に対する十分性
・管理会社の実績や評判

特に修繕積立金が不足していると、一時金の徴収や修繕の遅れにつながる可能性があるため注意が必要です。

また、専門的な書類の確認が難しい場合は、信頼できる不動産会社やマンション管理士などの専門家に相談しながら進めると安心でしょう。

(参考)【中古マンション】プロが絶対選ばない最悪の管理7選!必ず避けてください。

周辺環境

周辺環境は、老後の生活の質を左右する大きな要素です。

中古マンションを終の棲家とする際には、以下の点を中心にチェックしましょう。

・病院・スーパー・薬局・郵便局などが徒歩圏内にあるか
・駅からの距離やバス停の有無・本数(将来的に車の運転が難しくなることも想定)
・騒音や治安、周囲の緑地や公園の有無
・将来的な地域の開発計画や人口動態の動き

静かな環境や自然の多いエリアは、心身の健康にも好影響を与えます。

また、街の将来的な発展や人口の推移を把握しておくことで、売却や相続時にも柔軟に対応できる物件選びにつながると言えるでしょう。

災害リスク

中古マンションを終の棲家として選ぶ際には、「立地の災害リスク」にも十分な注意が必要です。

特に40代・50代の方が老後の暮らしを見越す上で、災害リスクの少ない場所を選ぶことは、安全で安心できる生活の実現に直結します。

高齢期には、災害時の避難や復旧対応が難しくなる可能性が高いため、自然災害への備えが整った立地かどうかをあらかじめ確認しておくことが重要です。

確認すべきチェックポイント

・自治体が公開しているハザードマップで、災害リスクのある区域に該当していないかを
 確認します。
・洪水・津波・地震のリスクがある地域かどうかを把握します。
・地盤の強さや液状化の可能性についても事前に調査しておきましょう。
・過去に災害が発生した地域でないか、災害履歴も確認することが推奨されます。

災害リスクが低い立地にある中古マンションを選ぶことは、終の棲家としての安心感を高めるために欠かせない視点となります。

まとめ

40代・50代の方の中には、「どのような住まいが老後にふさわしいのか分からない」「将来を見越した資金計画をどう立てればよいのか悩んでいる」といった不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?

終の棲家には、購入・賃貸・公営住宅など様々な選択肢がありますが、資産を持ち、安心して自分らしい暮らしを送りたいとお考えの方には、「中古マンション」の購入をおすすめします。

ただし、終の棲家として中古マンションを選ぶ際には、「バリアフリー性」「管理体制」「周辺環境」「災害リスク」の要素について確認することが重要です。

これらのポイントを押さえた上で、自身に合った中古マンションを選ぶことが、将来に渡って安心して暮らせる住まいの実現につながると言えるでしょう。

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