刺身がうまい居酒屋はここ!西小山「八十八」で魚と日本酒を楽しむ
2025.06.07

静かで落ち着いた空気が流れる東急目黒線・西小山駅。駅を出てすぐの場所に、ひっそりと佇む居酒屋「八十八(やそはち)」があります。
和の趣ある外観に、手書きの暖簾がかかるだけという控えめな店構えですが、開店と同時に席が埋まっていくほどの人気ぶり。地元に愛されるこのお店は、魚と日本酒に強いこだわりを持つ一軒です。
店内はカウンターとテーブル席があり、明るい店内は活気に溢れていますが、居心地の良さが抜群。おひとりさまはもちろん、子ども連れのファミリーやご夫婦、友人同士のグループも多く、老若男女問わず訪れる雰囲気が魅力です。今回は、そんな「八十八」で過ごした、美味しい魚とお酒の夜をご紹介します。
一品目から心掴まれる。優しさ溢れる「お通し」
まず驚かされるのは、着席してすぐに提供される「お通し」。

この日は「イワシのつみれ」でしたが、これがもう主役級の美味しさ。大きいつみれは、ふわりとほどける柔らかさと、イワシの旨みが凝縮された味わいに思わずうなるひと皿です。
このつみれに、冷えたビールで乾杯は格別でした。
新鮮だからこその甘さ。刺身の魅力を再発見

長崎の「生本マグロ中トロと赤身のミックス」は、訪れたらぜひ食べてほしい看板メニューのひとつ。運ばれてきた瞬間、ツヤツヤとした輝きと厚さに目を奪われます。

しっとりとした赤身が口の中でなめらかにほどけ、旨みがじゅわっと広がります。中トロは脂がほどよくのっていて、舌の上でとろけるような口当たり。それでいてくどさはなく、品のあるコクが感じられます。

さらに「活きつぶ貝刺しみ」もオーダー。透き通るような身は、見た目からして新鮮そのもの。コリッとした歯ごたえに、噛みしめるたびに貝の旨みと甘みがにじみ出し、口の中に広がっていきます。少しだけ醤油を垂らして食べれば、日本酒との相性がぐんと深まり、思わずため息がもれるような美味しさです。これだけの刺身が、肩肘張らず日常使いできる居酒屋でいただけるのは、本当にうれしい驚きでした。
気の利いた逸品料理が揃う、通いたくなる理由
「八十八」の魅力は、刺身や焼き魚だけにとどまりません。
こだわりの日本酒と相性の良い一品料理もバリエーション豊かに揃い、どれもひと工夫が感じられるものばかりです。

この日は「レンコン明太子はさみ揚げ」「鶏軟骨の唐揚げ」「ポテトサラダ」を注文。レンコンはシャキッとした食感が小気味よく、間に挟まれた明太子がピリリと辛味を効かせて絶妙なアクセントに。揚げたての熱々を頬張れば、香ばしさと明太子の旨みがじゅわっと広がります。

「鶏軟骨の唐揚げ」は外はカリッと、中はコリコリとした食感が楽しく、お酒が進むこと間違いなし。ついつい手が止まらなくなってしまう味です。

ポテトサラダは、シンプルな見た目ながら丁寧に作られていて、ほんのり香るからしとしっとりしたじゃがいもが絶妙なバランス。箸休めにもちょうどよく、気づけばあっという間に完食してしまいました。
子ども連れのファミリーから常連まで。誰もが集まる人気店
店内は活気があり、お客様が途切れることはありません。子ども連れの家族も多く、週末は特に予約必須の賑わいぶり。肩ひじ張らずに、上質な魚と酒を楽しめる場所として、地元にしっかりと根づいた人気店です。スタッフの接客も温かく、料理の説明やおすすめの日本酒なども気さくに教えてくれるので、初めての人でも安心して楽しめます。

「今日はちょっと美味しい魚が食べたいな」という日に、迷わず訪れたいとっておきの一軒を見つけることができました。

八十八
住所: 東京都品川区小山6-2-3
アクセス:東急目黒線西小山駅徒歩約3分
営業時間:16:30~24:00
定休日:月曜日
電話番号:03-3786-0007
インスタグラム:@yasohachi8