# 不動産購入
2021.07.022021.07.02

住宅の買い替え「売り先行」3つのポイント

はじめに

家の買い替えを検討される場合、買ってから売るのか、売ってから買うのか、悩みますよね。先に今の住まいを売却してから新しい家を購入することを「売り先行」といいますが、今回は「売り先行」で気をつけたい3つのポイントをパトロールしてまいります。1つ目のポイントが「売却の手間」、2つ目が「仮住まい費用」、3つ目が「引っ越し2回」です。「買い先行」についても別の動画でお送りしますのであわせてご覧ください。

本編

住みながらの売却活動は、意外と煩わしい

まず1つ目の「売却の手間」ですが、買い先行の場合は、新しい家を先に買って、引っ越してから今の家を空室にして売るという流れになりますが、売り先行の場合は、住んだまま売るという事なので、売却活動時に、部屋を片付けなければならなかったり、生活感があって決まりづらかったり、内覧のスケジュール調整をしなくてはならなかったり、買い先行と比較すると売却活動が煩わしい事があげられます。今は更にコロナのこともあって、住んでいるお部屋に外部の方を入れたくないという方も増えていますので、ここは気を付けなければならないポイントの1つです。

売却後の仮住まい費用に注意して

続きましてポイントの2つ目は「仮住まい費用」です。売却先行だと、基本的には先に売却をして、仮住まいの賃貸などに引っ越す必要があります。つまり、仮住まいの敷金・礼金・仲介手数料や、仮住まいの家賃などの仮住まい費用は、買い先行に比べると余分に発生してしまいます。よくあるのですが、売却はスムーズにできて仮住まいの賃貸に移ったけれども、なんだか腰が重くなっちゃったし、なかなか良い物件もないので、仮住まいと思っていたのが結局2年も3年も賃貸に住んでます。という方、意外と多いです。。。そうなると、その間の賃料は人生トータルの住宅費として考えると、仮住まいを挟まなかった場合と比べるとかなり余分な費用となりますので注意が必要です。

引越しによる事務手間がダブルで発生

最後にポイントの3つ目が「引っ越し2回」です。これが嫌だから売り先行をしない方、非常に多いのですが、先に売却し仮住まいに引っ越すという事は、いい物件があった時にまた引っ越すという事になり、引っ越しが2回になります。ご高齢の方と同居されている場合はなかなか難しいでしょうし、役所への届け出であったり、ガス水道電気テレビなど全部申込から引き落とし先を決めて、また解約して、こういう引越しの時に作業って地味にかなり大変じゃないですか。これが2回かかってしまうというのはかなりデメリット大きいですよね。

売り先行の場合はこの3つのポイントをしっかり事前に把握したうえで、買い先行にされるか、売り先行にされるかを決めて頂ければと思っております。

まとめ

Point. 1

居住中に売却する「売却の手間」が煩わしいことも

Point. 2

仮住まいに余分なお金かがかかりやすい

Point. 3

引越しが2回になり事務手間が地味につらい

Point. 4

記事監修者

朝倉 大樹(宅地建物取引士)
株式会社ウィローズ 代表取締役

2000年不動産ベンチャー企業入社、28歳で最年少営業部長、29歳で最年少役員に抜擢。上場準備にも携わるが、リーマンショックによる倒産危機を経験するなど激動の20代を送る。
2012年株式会社ウィローズを創業。「お客様の利益を第一に」を理念に、売上高30億円を超えるグループ企業に成長。
不動産業界とお客様との情報の非対称性を解消するべくYouTube「不動産ポリス」を配信中。

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