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【徹底解説】知らないと危険!間取り別の特徴4選&世代別にオススメなのは?【中古マンション】
はじめに
自分に合う間取りを選ばないと後悔します。不動産ポリスの朝倉です。「夢のマイホームを購入しよう!」と決めたものの、「自分たちが生活しやすい間取りが何か分からない」「将来売却しやすい間取りが何か分からない」と悩んでいませんか?間取りは生活や物件価格にも大きく影響してきますが、長期的な視点を持たずに、現時点での住む人数やライフスタイルだけを重視して選んでしまう人が意外と多いです。しかし、間取りの特徴を知らずに、中古マンション探しを開始するのは絶対にやめてください。自分たちに合う間取りが分かっていない状態で中古マンションを購入してしまうと、ライフスタイルの変化があった時に生活がしにくいと感じたり、将来的に売却しにくくなったりして購入を後悔するかもしれません。そこで今回は不動産業界歴25年となった私不動産ポリスが、「【徹底解説】知らないと危険!間取り別の特徴4選&世代別にオススメなのは?【中古マンション】」というテーマで、以下の3つのパートに分けて解説していきます。
①絶対知るべき!間取り別の特徴
②世帯別おすすめの間取り
③ポリスおすすめの間取りは○○です
動画の後半では、ポリスがおすすめする間取りを具体的に解説していきますので、最後までお見逃しなく!それでは、いくぞ!
本編
絶対知るべき!間取り別の特徴
自分にあった間取りを選ぶには、まずどのような間取りがあるのか知っておかないといけません。間取りを大きく分けると、次の4つのタイプに分けられます。
①センターイン型
➁ワイドスパン型
③センターリビング型
④メゾネット型
これらの間取りがどのようなものなのかを詳しく説明していきます。
①センターイン型
間取りタイプの1つ目は「センターイン型」です。センターイン型は、間取りの真ん中に入口があり、部屋が左右に存在しているタイプです。
センター型の間取りには、次のようなメリットや傾向があります。
・廊下が少なく居室が大きい
・プライバシー性が高い
・両面バルコニーになっていることが多い
センターイン型は廊下が少ない、もしくはほとんどなく、居室を広く取れます。また、玄関からみて部屋が左右にあるため、プライバシー性が高いのも特長です。そして、共用の廊下が北側などにあるわけではなく、部屋の両端にバルコニーが設置できる間取りなことも多くあります。センターイン型は形状から角部屋に多く、中部屋ではなかなかみられないタイプの間取りです。2戸1という1つの階に2つの部屋しかないマンションでは、センターイン型を多く採用している傾向にあります。また、この間取りはプライバシー性の高さ、日当たりの良さ、角部屋という価格が高くなる要素を兼ね備えており、資産価値が落ちにくい間取りになっています。
図1
②ワイドスパン型
間取りタイプの2つ目は「ワイドスパン型」です。ワイドスパン型は、一方の方角に部屋が集中しており、横長になっているタイプの間取りです。
ワイドスパン型には、次のメリットや傾向があります。
・日当たりのいい部屋が多い
・間取り変更やリノベーションしやすい
・資産価値が高い
ワイドスパン型は部屋が南側に集中しているケースが多く、南側に2部屋とリビングという形が多くみられます。3つの部屋が南側に接していれば、日当たりや風通しがいい部屋が3つもあるということになります。このような間取りは他のタイプには少なく、通常は、南側に向いているのは居室が1つとリビングなことが多いです。そのため、日当たりなどの良さだけではなく、希少性も持ち合わせているのがワイドスパン型の大きなメリットになります。
また、構造上リビングと各部屋をつなげやすく、間仕切りしやすいため間取りの変更を比較的簡単に行うことができます。間取り変更のしやすさは、リノベーションのしやすさにつながります。そうなると、中古マンションをリノベーションすることを前提に購入検討している人をターゲットに入れやすくなりますので、リノベーションしやすいマンションはそれだけで資産価値が高くなり、高値での売却が期待できるかなと思います。築年数が古くなるほどリノベーションの必要性も高くなるので、古くなっても比較的資産価値が落ちにくい間取りともいえます。
図2
③センターリビング型
間取りタイプの3つ目は「センターリビング型」です。センターリビング型は、室内の真ん中にリビングがあり、その両側に部屋があるタイプの間取りです。
センターリビング型のリビングは室内の真ん中にあることで日当たりが悪く、リノベーションしにくいという特性があります。家族の団らん部分であるLDKの日当たりが悪いと、実際に内覧に来た時にも「なんだか薄暗くて居心地が悪そうだな」とあまりいい印象を持ってもらえず、売却価格にも影響してしまう可能性もあります。間取り図からもリビングの日当たりの悪さがわかってしまうため、内覧を希望する人を見つけるのにも苦労してしまうかもしれません。 また、センターリビング型は築30~40年くらいのマンションに多く採用された間取りであるため、築年数が経過したマンションによくみられます。現在ではあまり採用されていないことからも、最近の需要にはあまり合っていない間取りであることがわかります。
また、構造体である梁がリビングなどの境目にあることが多く間取り変更に対応しにくかったり、天井高が低いものが多いことから二重床にして水回りスペースを変更するのも難しかったりします。そのため、リノベーションしにくい構造であることから、売却するときにも購入者がなかなか決まりにくい可能性が高いんですね。このようにデメリットの面が多いので、特別な理由がない限りは、センターリビング型のマンションは避けたほうがいいかなと思います。
図3
④メゾネット型
間取りタイプの4つ目は「メゾネット型」です。メゾネット型は、室内に階段があり2階建ての構造になった間取りです。メゾネット型の間取りは、メリットとデメリットの差が激しいタイプといえます。メゾネットというのは希少性の高さ、デザイン性の高さなどがともなって高値で売買されるケースもある間取りです。しかし、一方で階段があることでフラットな部屋に住むことができるという、マンションの良さを消してしまっている間取りともいえます。また、2階建ての構造になっていることで、家事導線が悪くなるのもメゾネットタイプの特徴です。そして、階段がスペースをとってしまうため、面積の割には居住部分が小さいのもデメリットです。マンションは専有面積が大きくなると売買金額も増えるため、無駄なスペースの分までお金を払う可能性があるメゾネットタイプはいい間取りとは言えないかなと思います。
このようにメリットとデメリットが極端であるため、メゾネットタイプの購入はよく考えてから進めていくことをおすすめします。メリットを活かせる年齢や年収であればいいのですが、デメリットの影響を大きく受けてしまう可能性があるなら、購入は見送ったほうがいい間取りです。とくにこれから老後を迎える夫婦の場合は、階段があるデメリットが大きいため見送ったほうがいいでしょう。
世帯別おすすめの間取り
続いては、世帯別で一般的におすすめといわれる間取りについて紹介していきます。紹介していく世帯は、次の3つです。
①1人暮らし
➁2人暮らし
③ファミリー
世帯の人数は間取り選びに大きな影響を与えるので、人数にあった間取りはどれなのか確認しておくようにしましょう。
1人暮らし
まず紹介するのは、1人暮らしにあっている間取りです。1人暮らしにあっているのは、次の間取りです。
・ワンルーム
・1K
・1DK
・1LDK
・2DK
1人暮らしの場合、部屋数は多くなくても生活ができるので、一般的にはこのような部屋数が少ない間取りが向いています。ご自身の生活スタイルを考えて、一部屋で十分なのか、それとも居室と寝室を分けるために二部屋必要なのかなどを考えるようにしましょう。また、一人暮らしでも無理なくローン返済できる金額となると、部屋数の多い間取りには手が届かないということもあります。そのため、ライフスタイルの変化を見据えて部屋数の多い中古マンションを購入する人もいますが、資金計画に不安がある場合は、ライフスタイルの変化が起きたときに「住み替え」という選択肢が取れるようにしておくようにしましょう。
2人暮らし
続いては、2人暮らしにあっている間取りを紹介します。2人暮らしは新婚や同棲の人と、老後夫婦によってあっている間取りが変わってきます。まず新婚や同棲の人にあっているのは、次の間取りです。
・2DK
・2LDK
・3LDK
新婚や同棲の人はライフスタイルの変化が起きやすく、子どもができたときでも柔軟に対応できるよう少し広めの間取りを選択するといいでしょう。1LDKでも生活できますが、子どもができると手狭になってしまいます。また、子どもができると支出が多くなるので、資金的に住み替えをする余裕がなくなる可能性もあるので、先を見越して間取りを選ぶことが大切です。
また、老後夫婦にあっているのは、次の間取りです。
・1LDK
・2DK
・2LDK
老後を迎える夫婦はライフスタイルの変化が起きにくいことや生活導線をなるべくコンパクトにするためにも、小さめの間取りを選択しておくといいでしょう。また、定年を迎えて収入が少なくなる可能性が高いので、物件価格が上がる広めの間取りを購入してしまうと、生活費に余裕がなくなるおそれもあります。沢山のお金を使って使わない部屋が出てきてしまうのは、ものすごくもったいないことですよね。そのため、どんな老後生活を送りたいのかをしっかり話し合った上で、必要最低限の部屋数の間取りを選択できると良いなと思います。
ファミリー
最後は、ファミリーにあっている間取りを紹介します。ファミリーにあっている間取りは、次の3つです。
・2LDK
・3LDK
・4LDK
一般的には、子どもの人数に合わせた部屋数や広さを選んでいくかたちにはなりますが、間取りのタイプについては、子どもの年齢によってどれが適切かが変わってきます。例えば、
・子どもが小さいうちはリビングから直接部屋に行けるタイプ
・子どもが大きいなら玄関からリビングに行く途中の廊下から部屋に行けるタイプ
・小さな子どもと大きな子どもがいる場合は田の字型
このように子どもの年齢によって、あっている間取りの形が違います。リビングと部屋が直結していると、部屋にいる小さい子どもがキッチンから直接みえて安心できますし、リビングを通らないと部屋に行けないため、帰ってきた子どもの顔をみられるのもメリットです。 逆に子どもが大きいとプライバシー性の確保が必要となり、リビングに行かなくても部屋に入れる間取りはおすすめです。そして、小さな子ども、大きな子どもが両方いるなら、それぞれのメリットを兼ね備えた田の字があっています。(図4)田の字型の間取りは廊下から直接行ける部屋と、リビングから直接入れる部屋が両方あります。そのため、廊下から入る部屋は大きな子どもの部屋にして、リビングから直接入ることができる部屋を小さな子どもの部屋にすることができるので、一般的におすすめと言われています。
図4
ポリスおすすめの間取りは○○です
ここまで、さまざまな間取り、世帯別の一般的なおすすめな間取りを紹介してきました。しかし、間取りのタイプや世帯別のおすすめな間取りに該当するものが多く、結局どれを選べばいいのか判断がつかないという人も多いのではないでしょうか。その場合、不動産ポリスは資産性の面から間取りを選ぶことをおすすめします。資産性の面でおすすめな間取りは、世代別に、
・1人暮らし世帯は1LDK
・2人暮らし世帯は2LDK
・ファミリー世帯は3LDK
となります。それでは、それぞれ解説していきます。まずは、「1人暮らし世帯は1LDK」がおすすめです。一般的に1LDKの分譲マンションは、単身者をターゲットとしているため、主要駅へのアクセスがいいエリアや駅の近くに建てられていることが多く、このような利便性の高い物件は、今後も需要が継続していくと考えられます。そのため、ライフスタイルの変化から将来的に買い替えをすることになっても、比較的スムーズに売却することが出来るのでおすすめです。反対に、駅から徒歩15分以上かかるような利便性があまり良くない立地の1LDKに関しては、需要があまり高くないので売却しにくくなる可能性があるので注意しましょう。更に1LDKであれば、「居室と寝室を分けたい」「ワークスペースを確保したい」といった居住性の面での希望にも柔軟に対応させることができる点もメリットになります。
次に、「2人暮らし世帯には2LDK」がおすすめです。2LDKは、平均的なマンションの間取りに多く、一般的にカップル向けや子どもが1人のファミリー向けの物件と言われています。2人暮らしの方の中には、子どもが独立して終の棲家を探しているご夫婦や子どものいないご夫婦など、それぞれ状況は異なるかもしれませんが、資産性と居住性の両方の面で2LDKがおすすめかなと思います。まず資産性については、近年の少子高齢化や様々な生き方が尊重されている背景から、2LDKを対象に検討するような、夫婦のみや子ども1人の世帯がこれからも増えてくると予想されます。そのため、需要も比較的安定してあると考えられるため、将来スムーズに売却できる可能性が高くなります。 更に、居住性の面でも、お互いのプライバシーを確保しながら柔軟に部屋を活用できるというメリットがありますので、2人暮らし世帯には非常におすすめです。
最後に、「ファミリー世帯は3LDK」がおすすめである理由を解説していきます。3LDKも先ほどの2LDK同様、平均的なマンションの間取りに多く、一般的にファミリー向けの物件を言われています。既に子どものいるファミリー層や、結婚してこれから子どもが生まれる予定のある夫婦が、選びやすい間取りになります。また、穏やかな子育てがしやすい郊外エリアでは特に3LDKの人気があるため、極端に利便性の悪いような立地でない限りは、需要が継続してあり、将来的に売却する際にもスムーズに進めやすいかなと思います。
そして、その中でも特におすすめなのはワイドスパン型の3LDKです。間取り別の特徴でも解説をしましたが、ワイドスパン型は間取り変更がしやすく、リノベーションがしやすい間取りです。中古マンションはリノベーションすることを前提に購入する人も多いため、リノベーションしにくい構造のマンションよりも需要があります。さらに、間取りの型に加えて、「窓が多く日当たりや風通しがいいか」「棚などを置かなくても十分な収納スペースがあるか」「専用庭やルーフバルコニーなど他の部屋にはないものがあるか」なども確認しておきましょう。これらの特長を兼ね備えた部屋を購入すれば、よりマンションの資産価値が落ちにくくなるかなと思いますので、是非確認してみてください。このように間取りを選ぶ時には、目の前の居住性だけでなく、長期的に見た時の資産性も重視することでより自分たちに合ったマンション選びをすることが出来るようになるかなと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は「【徹底解説】知らないと危険!間取り別の特徴4選&世代別にオススメなのは?【中古マンション】」というテーマで解説してきました。ここまで解説してきたようにマンションにはいくつかの間取りパターンがあり、間取りによって暮らしやすさや売却のしやすさなどが変わります。私不動産ポリスとしては、資産価値の点から1人暮らしであれば1LDK、2人暮らしであれば2LDK、ファミリー世帯3LDKをおすすめします。特に、3LDKであれば、より資産価値を維持しやすいワイドスパン型を狙うことがおすすめです。しかし、1番は、長いスパンで見た時に、自分たちがそのマンションでどう暮らしていきたいかを各間取りの特徴と照らし合わせて、家族が快適に暮らせる間取りを選んでいただければなと思います。
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