はじめに
初めてマイホームを購入するにあたっての予算の決め方はとても大事です。いま賃貸の方は家賃を目安に考えがちですが、それだけでは落とし穴があります。住宅ローンの支払い以外にかかる費用などを計算にいれた、失敗しない予算の決め方をステップで紹介していきます。
本編
ステップ1:家賃から住宅ローンの目安を計算
返済可能額の決め方ですが、まず第1ステップは、いまの家賃の支払い額から、ローンの返済額をきめていきます。今の家賃支払額が10万円であれば、3900万円程度のローンで月々の返済額が同じ10万円くらいになります。ただ、それだけで予算を決めるのは不十分です。
ステップ2:月換算したランニングコストをローン返済額から差し引く
2段階目として、管理費修繕積立金、固定資産税などのランニングコストの金額を含めて予算をたてます。具体的には1段目の目安10万円から2段目にかかるランニングコストをマイナスして返済可能額を計算しましょう。
ステップ2:年齢を考慮した借入年数を設定
また、3ステップ目として、購入する際の年齢も考慮します。25歳で購入する方は35年ローンの完済時でもまだ60歳ですが、45歳で購入する場合は35年後は80歳です。65歳まで働いて返済していくのか、70歳までなのか、人生計画も踏まえて借り入れ年数を35年ではなく、30年、25年で返済できる額で予算を決めて下さいね。退職時の退職金が出る方は具体的な金額も抑えた方がいいと思います。
将来のリフォーム費用も頭にいれておこう
また、マンションの場合は将来の内装のリフォーム時期や予算も考えて購入時の予算を組めればより安心な資金計画となります。キッチンやお風呂などの設備のリフォーム計画や、ご自身やご家族の為にバリアフリー工事をする計画など意外とお金がかかるものです。今返済できるからと予算を決めていくと、後で辛くなるケースがありますので、人生計画も考えて返済計画を考えていきましょう!
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まとめ
記事監修者
朝倉 大樹(宅地建物取引士)
株式会社ウィローズ 代表取締役
2000年不動産ベンチャー企業入社、28歳で最年少営業部長、29歳で最年少役員に抜擢。上場準備にも携わるが、リーマンショックによる倒産危機を経験するなど激動の20代を送る。
2012年株式会社ウィローズを創業。「お客様の利益を第一に」を理念に、売上高30億円を超えるグループ企業に成長。
不動産業界とお客様との情報の非対称性を解消するべくYouTube「不動産ポリス」を配信中。