はじめに
中古マンションって築何年まで大丈夫?そんな質問を多く受けるようになりました。中古住宅が活況な不動産市場。リノベーション済みマンションも増えて、部屋の中は一見すると新築みたいにピカピカ。ただいざ買うとなると気になるのが築年数ですね。しかし築年数が古いから買ってはいけないということでもないんです。築古マンション検討するときにチェックしたいポイントを見ていきます。
本編
買っていい条件を見極めよう
この築年数に関するご質問はお客様からも非常に多いですね。いまマンションは中古市場がメインですし、当たり前にリノベーション済みの古いマンションが販売されていますよね。でも築年数を見て大丈夫なのかな?と思われる方多いですから、しっかりパトロールしていきましょう。
築40年ですと1981年になりますね。結論から先に申し上げますと、築40年であっても購入しても良い物件は沢山あります。ただし、このくらの築年数になると、チェックして頂きたいポイントが新築・築浅マンションに比べて増えますので、きちんと判断する目を養って頂きたいと思います。
中古マンションの築年数について、もっと詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
◆【中古マンション】寿命・築年数の限界
◆【中古マンション】おすすめの築年数
ポイント1 耐震性能
皆さんがご不安になられるポイントの一つ目としては、耐震についてですね。
これは不動産を探されている方なら恐らくご存じだと思いますし、私も別の動画で詳しく解説させて頂いておりますので、今回は説明を省きます。気になられる方はこちらをぜひご確認ください。
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買っちゃいけない中古マンション。旧耐震物件に気をつけろ!
ポイント2 建て替え問題
築40年のマンションでチェックするポイントの2つ目は建て替えについてです。
こちらも良くお客様から質問頂く内容です。マンションの建て替え、結論から申しますと極めて難しいというのが実情です。建て替える際の金銭面、建て替え期間中の住まいの問題、また、建て替えると面積が小さくなってしまうマンションもあります。いろいろな課題があってマンションの建て替え、実は現実的ではない事が多いです。
しかし、だからといって築40年のマンションは買っちゃいけないという事ではなさそうです。マンションのコンクリート自体は40年でダメになってしまうというものではなく、しっかりとメンテナンスを行えば80年100年持つなども言われております。いつかは建て替えをしなければならないのでしょうが、メンテナンスをしっかりとしていれば、築40年であってもまだまだ使用出来るということなんですね。
ポイント3 大規模修繕工事
次にチェックしなければならないのが大規模修繕工事です。
築40年だと2回はやっていてほしいですね。内容としては給排水管の修繕が行われているかどうかはチェックしてください。また防水に関してのメンテナンス履歴も大切です。コンクリート自体は80年100年持つと言われていますが、中に入っている鉄筋や鉄骨がさびてくると急激に強度が落ちると言われています。マンションの鉄筋や鉄骨はコンクリートに覆われているので外部に露出していないのですが、築年数によって、ひび割れを起こし雨水が進入して寒暖差で膨張してひびが大きくなり、鉄筋が錆びるという事が起こります。なので、大規模修繕工事によって定期的に防水工事を行う事がとても大切ですし、マンションの寿命にもつながってきます。
築40年以上のマンションでも、このような点をしっかりと確認する事で、良いマンション選びが出来るのではないかと思っております。このチャンネルでは不動産業界の裏側を完全にお客さまの為に発信しております。
目黒を中心に、都心城南(品川・目黒・世田谷・大田・港etc)の不動産については、武蔵小山最大級の不動産会社ウィローズにお任せ下さい。お客様のご要望に合った物件をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
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まとめ
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記事監修者
朝倉 大樹(宅地建物取引士)
株式会社ウィローズ 代表取締役
2000年不動産ベンチャー企業入社、28歳で最年少営業部長、29歳で最年少役員に抜擢。上場準備にも携わるが、リーマンショックによる倒産危機を経験するなど激動の20代を送る。
2012年株式会社ウィローズを創業。「お客様の利益を第一に」を理念に、売上高30億円を超えるグループ企業に成長。
不動産業界とお客様との情報の非対称性を解消するべくYouTube「不動産ポリス」を配信中。