お問い合わせ

来店予約

不動産に関するご相談、個別に回答します!

中古マンション内覧時のチェックポイントを徹底解説!事前準備・注意点も完全網羅

中古マンション

はじめに

中古マンションを内覧する際には、
建物の内部や外観、周辺環境など、
様々なポイントを確認する必要があります。

これらを見逃してマンションを購入してしまうと、
取り返しのつかない問題が発生し、後悔につながる可能性があります。

本記事では、
・中古マンション内覧時のチェックポイント
・中古マンション内覧時の事前準備
・中古マンション内覧時の注意点

について、解説していきますので、
内覧時の参考にしましょう!

本編

中古マンション内覧時の外観・管理チェックポイント

外観や管理についてのチェックポイントでは、
まず外回りや管理状態を確認することが最も重要です。

室内についてはリフォームなどで
個人の判断で変更が可能ですが、
外観や管理状態は個人の力で改善することが難しいためです。

外観や管理状態が適切でないマンションを購入すると、
後から改善が難しくなる可能性があります。

このような理由から、
中古マンションを内覧する際には
外観や管理状態をしっかりと確認することが重要です。

具体的な確認ポイントとして、
ここでは、
・外壁の状態を確認する
・エントランスの清掃と掲示板の情報
・集合ポストや宅配ボックスの状態
・エレベーターの安全性と数
・セキュリティ設備の確認
・ゴミ置き場の清掃状況
・駐車・駐輪スペースの使い勝手
・共用廊下の清潔さと管理状態
・管理組合と修繕状況の確認

について、解説していきます。

▮外壁の状態を確認する

外壁には、大きなひび割れやベランダの手すり、
非常階段の鉄部にサビがないかをチェックしましょう。

これらはマンションの管理状態を知る重要なポイントです。

ひび割れやサビが多い場合、
管理が適切に行われていない可能性があります。

▮エントランスの清掃と掲示板の情報

エントランスが清潔であるか、
管理人の勤務体制がしっかりしているかを確認します。

掲示板には住人間のトラブルや
騒音問題などの情報が記載されていることもあるため、
注意深く確認することが大切です。

▮集合ポストや宅配ボックスの状態

ポストが壊れたり汚れていないか、
鍵付きかどうか、宅配ボックスの設置状況を確認します。

チラシが溜まったポストが多い場合、
空室が多い可能性が考えられるため注意が必要です。

▮エレベーターの安全性と数

エレベーターが老朽化していないか、
落書きがないか、総戸数に対して十分な台数があるかをチェックします。

エレベーターが少ない場合、
朝夕の混雑が生活のストレスになることがあります。

▮セキュリティ設備の確認

防犯カメラやオートロックが設置され、正常に機能しているか確認します。

ベランダや窓ガラスに目隠しがあるかどうかも重要なポイントです。

セキュリティが整っていることは
安心して暮らすために欠かせません。

▮ゴミ置き場の清掃状況

ゴミ置き場の清掃が行き届いているか、
ルールが守られているかを確認します。

ゴミ置き場の管理状態は、
住人のモラルや質を知る指標にもなります。

▮駐車・駐輪スペースの使い勝手

駐車場や駐輪場が清掃されているか、
ルールが守られているかを確認します。

機械式駐車場の場合、
使いやすさや出入りに時間がかからないかを
チェックすることが重要です。

▮共用廊下の清潔さと管理状態

共用廊下が清潔であるか、
私物が置かれていないか、
電球が切れていないかを確認します。

廊下の状態からマンション全体の管理の良し悪しが見えてきます。

▮管理組合と修繕状況の確認

過去の修繕履歴や管理費・修繕積立金の額が妥当であるか、
大規模修繕工事の実施状況を確認します。

修繕積立金が計画通りに集まっているかも
重要なチェックポイントです。

中古マンション内覧時の室内チェックポイント

中古マンション内覧時の室内チェックポイントとして
ここでは、

・眺望・日当たり・風通しの確認
・騒音のチェック
・トイレ・風呂・洗面所の状態
・キッチンのチェックポイント
・内装の状態確認
・ドア・窓の開閉状態
・収納スペースの確認
・バルコニーの安全性と使い勝手
・その他の設備チェック

について、解説していきます。

▮眺望・日当たり・風通しの確認

日照や風通しは生活の快適さに直結します。

日照に問題がないか
二方向から外気を取り込めるか
近隣に大きな建物が建つ予定がないか
を確認しましょう。

特に日照は時間によって変化するため、
内覧の時間帯にも注意する必要があります。

▮騒音のチェック

騒音が気にならないか、
建物や窓の防音性能は十分かを確認します。

内覧時に窓を開けて
外部の音をチェックすることも重要です。

隣戸との音の伝わりやすさを確認し、
可能であれば住人にヒアリングすると良いでしょう。

▮トイレ・風呂・洗面所の状態

トイレ・風呂・洗面所の設備について、
ニオイや水圧、収納スペースを確認します。

特に高層階では水圧が低くなるケースもあるため、
できれば水を流して確認することが望ましいでしょう。

▮キッチンのチェックポイント

キッチンではニオイ、収納スペース、水圧、リフォームの可能性を確認します。

特に給湯器の交換時期は重要で、
10年程度が寿命とされるため、
交換が必要な場合の費用を想定しておきましょう。

▮内装の状態確認

クロスのひび割れや天井の水漏れ跡、
床のきしみやゆがみをチェックします。

これらの問題はリフォームで修正可能ですが、
事前に確認して費用を見積もることが大切です。

▮ドア・窓の開閉状態

ドアや窓がスムーズに開閉できるか、
玄関ドアの間口が十分かを確認します。

特に玄関ドアは引越し時に
大型家具や家電が搬入できるかどうかに影響します。

▮収納スペースの確認

収納の広さや数が十分か、
隅に結露が発生していないかをチェックします。

結露はカビの原因になるため、
湿気がこもりやすい場所に注意が必要です。

▮バルコニーの安全性と使い勝手

バルコニーの広さ、手すりの高さ、
室外機の設置スペースを確認します。

特に子どもがいる家庭では、
手すりの高さが安全基準を満たしているかどうかが重要です。

▮その他の設備チェック

エアコンの配置が効率的か、
コンセントの位置や個数が十分かを確認します。

コンセントが不足していると、
生活の利便性が損なわれることがあります。

中古マンション内覧時の周辺環境チェックポイント

中古マンションを内覧する際には、
周辺施設の状況も重要な確認項目です。

ここでは、

・商業施設や金融機関へのアクセスを確認
・病院や医療施設の近さをチェック
・再開発予定や将来的な建築計画の確認
・空地の有無とそのリスク
・嫌悪施設の有無
・ハザードマップで災害リスクを確認

について、解説していきます。

▮商業施設や金融機関へのアクセスを確認

マンションが便利な立地にある場合でも、
実際に商業施設や金融機関、公共機関までのアクセスがスムーズかを確認することが大切です。

日常の買い物や手続きが
スムーズに行える環境であれば、
生活の利便性が向上します。

▮病院や医療施設の近さをチェック

近隣に病院や医療施設があるかどうかも重要なポイントです。
緊急時に迅速に対応できる距離に医療機関があると安心です。

▮再開発予定や将来的な建築計画の確認

購入予定のマンション周辺で
再開発の予定があるかを調べましょう。

再開発によって周辺の利便性が向上する場合もあれば、
工事の騒音や建物の増加で住環境が悪化する可能性もあります。

▮空地の有無とそのリスク

マンションの目の前に大きな空地がある場合、
将来的に建築物が建つ可能性があります。

新しい建物によって
眺望や日当たりが遮られることもあるため、
事前に空地の利用計画や建築予定を確認しておくことが必要です。

▮嫌悪施設の有無

中古マンションを内覧する際、
周辺に以下のような嫌悪施設がないかを確認しましょう。

・工場や倉庫:騒音や振動が発生する場合があります。
・ゴミ処理施設や焼却場:臭いや衛生面で問題になることがあります。
・パチンコ店や風俗店:治安への懸念や周辺の雰囲気に影響を与えることがあります。
・墓地や火葬場:心理的な要因で敬遠されることが多くあります。

これらは生活環境に影響を与え、
資産価値にも影響する可能性があります。

▮ハザードマップで災害リスクを確認

マンションの立地が自然災害に対して
安全かどうかを確認するため、
ハザードマップの情報を活用しましょう。

以下のポイントを重点的にチェックします。

・洪水リスク:河川や海に近い場合、浸水の可能性がないかを確認します。
・土砂災害リスク:斜面や山が近い場合、土砂崩れのリスクがないかを確認します。
・地震リスク:液状化が懸念される地域や活断層に近い地域でないかを調べます。

ハザードマップは各自治体のウェブサイトで確認できます。

災害リスクを事前に把握することで、
安全性の高い住まいを選ぶことが可能です。

中古マンション内覧時の事前準備

中古マンションの内覧を成功させるためには、
事前の準備が重要です。

3つのポイントとしてここでは、

・質問事項を事前にまとめておく
・同じマンション内の他の空室も確認する
・内覧時に持っていくべき便利な持ち物

について、解説していきます。

▮質問事項を事前にまとめておく

中古マンションを購入する際には確認すべきポイントが多く、
全てを自分の目で確認するのは難しい場合があります。
そのため、事前に質問事項をリスト化しておくことが重要です。

例えば、「隣戸にはどのような人が住んでいるか」
「修繕積立金が十分に貯まっているか」など、
自分では確認しにくい項目を挙げておきましょう。

これにより、内覧時や購入前に担当者へ確認を依頼でき、
重要な情報を見逃すリスクを軽減できます。

▮同じマンション内の他の空室も確認する

購入を検討しているマンション内に
他の空室があるかどうかを、
担当者に確認しておきましょう。

同じマンション内に売りに出されている部屋があれば、
内覧する部屋と比較でき、購入の参考になります。

もし他に空室がある場合は、
同時に内覧するのもおすすめです。

同じ価格帯でも、
条件の良い部屋が見つかる可能性があるため、
比較検討することでより納得のいく選択ができるでしょう。

▮内覧時に持っていくべき便利な持ち物

中古マンションの内覧は何度も行えるものではないため、
1回の内覧で必要な確認をすべて終えられるよう、
事前にしっかり準備することが重要です。

その中でも、持ち物を準備することが成功のカギとなります。

例えば、メジャーを用意して
家具の配置やスペースを確認する他、
内覧後すぐに購入申込を出せるよう、
認印を準備しておくと安心です。

また、内覧時に便利な持ち物として、
以下のアイテムが挙げられます。

・メジャー(家具の配置を計測するため)
・認印(購入申込書の提出時に使用)
・住宅ローン仮審査用書類(身分証明書、健康保険証、給与明細など)
・動画撮影機材(スマートフォンやカメラで確認ポイントを記録)
・筆記用具(メモを取るため)
・スリッパ(室内確認時のマナーとして使用)

中古マンション内覧時の注意点

中古マンション内覧時の注意点として
ここでは、

・写真や動画撮影時は必ず許可を取る
・売主が居住中の場合のマナーに注意する

について、解説していきます。

▮写真や動画撮影時は必ず許可を取る

内覧時に写真や動画を記録することは、
購入検討の際に非常に役立ちます。

しかし、売主が居住中の場合は、
撮影する前に必ず許可を得ましょう。

売主の所有物が写り込むことで、
不快感を与える場合があるためです。

許可を得ずに撮影すると、売主の気分を損ね、
値段交渉が難しくなるなどの悪影響を及ぼす可能性があります。

特に高齢者の売主は撮影に対して敏感であることが多いため、
慎重に対応することが大切です。

▮売主が居住中の場合のマナーに注意する

居住中の物件を内覧する際には、
売主との対面が避けられないケースがあります。

この場合、売主に不快感を与えないよう、
言動や服装に気を配りましょう。

例えば、閉まっているドアを開ける際には売主の許可を得る、
直接売主と交渉せずに仲介会社を通すなど、
基本的なマナーを守ることが重要です。

売主は訪問者を注意深く観察していることを忘れず、
誠実な態度で対応することが信頼に繋がります。

まとめ

中古マンション内覧時には事前準備が必須

中古マンションの内覧では、
確認すべきポイントが多岐にわたるため、事前の準備が重要です。

チェックポイントをリスト化し、
内覧に臨むことで、効率的に必要な情報を得られます。

内覧前の準備や内覧時の注意点を理解することで、
内覧をスムーズに進めることが可能となるでしょう。

中古マンションの内覧は、
一生に一度の大きな買い物を成功させるための重要なステップです。
本記事を参考にして理想のマンションを見つけましょう!

不動産のご相談ならウィローズ

資金計画の立て方が分からない、相談できるいい会社や担当者がいない
という方はぜひ武蔵小山最大級の不動産会社ウィローズにお任せ下さい。
お客様のご要望に合った物件をご提案させていただきます。
お気軽に公式LINEからご相談下さい。

記事監修者

朝倉 大樹(宅地建物取引士)
株式会社ウィローズ 代表取締役

2000年不動産ベンチャー企業入社、28歳で最年少営業部長、29歳で最年少役員に抜擢。上場準備にも携わるが、リーマンショックによる倒産危機を経験するなど激動の20代を送る。
2012年株式会社ウィローズを創業。「お客様の利益を第一に」を理念に、売上高30億円を超えるグループ企業に成長。
不動産業界とお客様との情報の非対称性を解消するべくYouTube「不動産ポリス」を配信中。